多比良港
かつて、長崎と熊本を結んだ最短ルート、特急ありあけ号。
途中、多比良港と長洲港の間でフェリー航走されるという珍しいバス路線で、県営、島鉄、産交の3社が共同で運行していた。
高速道路の整備で、さらに早い高速バスが走るようになると、直通する旅客がいなくなり、末期は県営バスが1往復だけという寂しい状態だったが、途中乗降は頻繁で、地域に根付いたバスを体感するバス旅だった。
このバス、フェリー乗船区間の多比良港~長洲港間のみのバス乗車も可能で、その場合の運賃は、フェリーの乗船料金と同じだった。この区間のフェリーに乗るなら、バスに乗れるだけお得?そんなことを考えるのは、一部のバスマニアぐらいだろうけれど。
1995年12月撮影 長崎県国見町多比良港
コメント