戦前の南国交通は合併の歴史
「南国交通60年史」から引用
平成14(2002)年に南国交通株式会社が発行した「南国交通60年史」。創業当時からの事業の歴史をまとめている。
引用は、その中の年表の部分。これだけしっかりとまとめられた社史はほかにないと感じるほど詳細で、おかげで鹿児島のバスの歴史を知ることのできる貴重な資料となっている。
全国、どこのバス会社も同様だが、大正から昭和初期にかけての路線バスは、現代の貸切バス事業のように、零細の会社が各地にあり、それぞれが路線バスを営業していた。時には不採算の路線を引継ぎ、時には戦略的に路線を買収し、それに加えて国策でバス事業者の統合が進んだ結果、現在に通じる路線バス事業者の形であったり、事業エリアが形成されていった。
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