青バスの買収
林田熊一伝から引用。
図書館からまとめて資料を借りてきて、その分析。
市電と青バスが競合して、結果的には市が青バスを買収した。
それは、交通局の年誌から確認できていたが、今回、市とは逆の立場からその記述を確認できた。
林田氏は、当時、青バスの専務で、市の買収について会社を説得したとある。ほかには、林田氏が、この買収話をまとめたことで、市営バスの基礎を作ったという記録もある。たしかに、そういう面もあるのだろうけれど、市側の記述では、そこまで前向きな印象を受けなかったから、それぞれの立場の違いなのだろう。
ところで、市長が買収の契約を締結したのが、青バスの社長ではなく、専務だったということに私は注目する。
当時林田氏は41歳。それだけの実力者で、信頼関係もあったのだろう。
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