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2023年8月 2日 (水)

平成5年8月鹿児島水害「8.6水害」直後の3号線迂回バス

今年は水害から30年。
水害を経験した世代もいい大人になり、記憶も薄れつつある。
水害そのものを知らない世代も増えていて、認識の違いを感じることもある。
私は、当時大学生。後にホームページを平成11(1999)年に開設し、間もない時期に水害の記録を公開した。

8・6水害の記録(バスフォーラム鹿児島) (coocan.jp)

水害については、テレビや討論会、各種の写真展示など、特に今年は様々取り上げられることと思うが、当時の交通機関がどうだったのか、まとめているものは無いように思う。手元にある資料は限定的だが、国道3号小山田町の通行止めによる影響は特に大きかった。

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国道3号は、水害直後から伊敷団地入口~小山田間で通行止め。鹿児島市街地と郡山方面を結ぶバスは、花野団地、皆与志経由で走った。
花野団地から皆与志へ抜ける道も被災していたが、どうにか走れるように応急復旧して、通勤通学の足を確保していた。
鹿児島から川内までは、バスでは行けないと伝えられていた(JR鹿児島本線も不通)が、後から川内営業所の方に聞いたところでは、鹿児島から迂回で中川まで走ってくることは聞いていたので、川内からは、土橋入口まで行って、そこでトラックターミナルを使って折返し運行していた。乗り換えにはなるけど、バスは運行されていたという。鹿児島側で、この情報は、営業所も案内していなかった。
ほかにも、朝夕の数便については、川内から伊作峠経由で鹿児島を結ぶ直通便も走っていたという。峠の名前を聞き間違ったかと思ったが、事実だった。
なにしろ、水害翌日の鹿児島空港連絡バスは、鹿児島市街地から、伊作峠、入来峠経由で、空港まで所要3時間だった。
インターネットはまだ普及しておらず、直接電話で問い合わせるか、新聞やテレビ、ラジオでしか情報が得られなかった時代。
そうしたバスの運行情報は、極力記録に残しておいた。

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コメント

8・6水害から30年経ったんですね。日々の生活が忙しく忘れていました。
 中学生の頃、新聞でこの水害による交通機関への影響を研究し、大人になってからフィールドワークも行いました。
 この記事で特記する点は花野団地・菖蒲谷を迂回していたこと。恐らく、花ノ口から上って行ったと思われますが、皆与志の未改良区間はどうしていたのか?が気になりました。
 他にも、花野団地ではなく、丸岡・緑ヶ丘団地を迂回しなかったのか?と言う疑問が沸いてきました。通行止だった可能性もありますが、林田には岡之原車庫(当時)があったものの、緑ヶ丘団地・伊敷団地は他社のエリアで調整に難航したと言うことも影響したのか?とも思いました。

国道3号は、伊敷団地入口交差点から小山田交差点まで通行止めになりましたので、バスは、伊敷団地の坂を上り、千年団地、花野団地を抜けて、泰山荘前、皆与志小前、南方校前、三蔵塚、郡山と走っていました。
泰山荘前付近は道路が狭い上に、崖崩れもあったのですが、なんとか大型バスでも走れました。林田のほか、JR九州バスもこのルートでしたし、他社のエリアという議論は、この時点ではあまり話題になっていなかったのではないかと思います。

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