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路線短縮によって生まれた新しい終点「石郷」
市営バス時代は、上之原が終点で、南国交通に路線移譲後も、同じ上之原の転回所を使っていたが、2停留所分短縮された。
この部分廃止により、バスは、転回することなく、吉野ゴルフ場隣接の車庫に回送することが可能となり、転回所の使用料が負担軽減されたのだろうと思う。
見慣れない行先で、どこだろうと戸惑う人もいるのだろうけど、そもそも、乗客は限られていて、廃止に伴って、大きな騒ぎにもならず、メディアにもとり上げられることはなかった。
石郷から、それなりに便数の多い中別府団地バス停までは、歩いて10分ほどの距離。あいばすのバス停もある。
終点まで乗って、ほかのバス路線に乗り継げるという意味では、難易度は高くない路線なのかもしれない。
10月12日土曜日。
10時からJR九州バス鹿児島支店で国鉄バスのお披露目があるというので行ってきた。
12時半から鹿児島駅で出発式。
懐かしい青色のバスは、秋の晴天の日差しによく映えて、だれもが「なんていい色なんだ」
と口にした。
確かに、かつて目にしていた国鉄バスそのもので、よくぞここまでこだわってくださったと、感心、感激するばかり。
関係者にお話を伺うと、会社もディーラーもノリノリで、細かい仕様の指定をしなくても、次から次に提案がなされて、
でも、細かい仕様をどうするか、例えば、リアの「国鉄」の文字をどこに入れるか?
昔の写真を比べながら、社長を交えて活発に議論をしたという。
久しぶりのバスに関する明るい話題。
そのまま宮之城までバスに乗り、夜は少し飲みすぎてしまった。心から嬉しい、喜びあふれた一日だった。
国鉄バスがJRバスに変わって、九州は真っ先に車体を真っ赤に塗り替えた。
1990年に、貸切バスをRED LINERとしてデビューさせると、その存在感は大きな話題となり、
やがて、定期路線バスも赤く塗り替わって行った。
JRになって間もなくの時期に新車で鹿児島に投入された青いバスも、そうした流れで1台ずつ
赤く変わっていき、いよいよ最後の「青バス」が無くなったのは、2006年のことだった。
あれから18年。
驚いたことに、北薩線の古希を記念して、国鉄バスが復刻されて戻ってくるのだという。
お披露目は明日、10月12日。
国鉄バスの外観はもちろん、細かい「仕様」までこだわっているものか、正直気になる。
さすがに、ワンマン機器は最新式になっていて、行先方向幕は白色LEDを採用しているようだが、
実車を見るのが非常に楽しみである。
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