スーパー特急加世田廃止
1992年4月のダイヤ改正で登場した鹿児島交通のスーパー特急。
錫山バイパスの開通で速達系統の設定がなされ、加世田~鹿児島間で、ハイデッカー専用車での運行が始まった。
(写真はT.Nishiyama氏提供)
鹿児島~加世田間を伊作峠経由で走る従来の特急バスが90分要するところ、スーパー特急は60分で結び、バイパスの恩恵を大きく感じたものだった。
1995年4月には、枕崎まで延長され、トップドアの上級仕様車が運用につくようになった。
その後、朝の枕崎~加世田間が短縮されて加世田~鹿児島間に戻され、夕方のみ枕崎行きという変則運行に。
さらに、鹿児島から加世田への1本に縮小。
運行時刻も、現在と同じ夜の運行に改められた。
加世田ベースでのダイヤで、なかなか乗る機会がなかったスーパー特急は、
鹿児島から乗ったら帰ってこれない、でも、魅力あふれる優等系統で、
このバスに乗るために、加世田に宿をとったというファンが、きっと何人もいるに違いない。
いよいよ明日の運行で最後。せめて見送りたいが、果たしてどうなることか。
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