« 2025年3月 | トップページ | 2025年5月 »
伊集院から東市来へ向かう県道を走ると、大田口バス停を過ぎて間もなく、コンクリート製の橋をくぐる。
そんなに古さを感じないこの立体交差は、もと鹿児島交通枕崎線、通称南薩線の線路跡である。
廃止されてから40年以上経ってもまだ残されているのは、廃止直前に架け替えられて、まだ新しく、劣化による危険がないからだろうと思う。
道路拡幅で架け替えられたものと思われ、道路幅も高さも確保されているから、わざわざ壊すまでもないのだろう。
かつて伊集院を出発した鹿児島交通のディーゼルカーは、神之川沿いに山を回り込みながら少しずつ高度を上げて、やがて峠の大田トンネルを抜けていた。この橋りょうもトンネルへ向けての上り勾配の途中で、少し傾いているように見える。
最近のコメント