南薩線の廃止代替バス「なんてつ号」が経由する日置の八幡停留所。
かつて、ここに日置駅があった。代替バス以外の系統は、伊集院から吉利を結ぶ幹線道路(県道37号伊集院日吉線)をまっすぐ行くし、旧日吉町役場も少し離れた位置にあるが、この駅の利用者は多かった。
伊作や加世田から鹿児島へは、峠越えのバスの方が距離的に断然有利で、鉄道の客はバスに奪われていたが、日置はそうではなく、西鹿児島からの直通列車に乗ると、日置で一気に乗客が減るものだった。
バス停が日置駅前(跡)と名乗らなかったため、ここが駅跡と認識するには時間を要した。実際に列車に乗り、代行バスに乗り換えて、駅前の狭い道を行った記憶はあるのに。
そして、いまさら、このバス停のあたりまで、県道300号、日置停車場線だったことが分かった。
その標識もなかったらしいから、気づかなくても仕方はないが、そうとわかっていたら、写真の撮り方も違っていたかもしれない。
手持ちの古い道路地図を見返してみたら、確かに、黄色い県道の印が書かれていた。
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