震度7が2回。
熊本地震から10年。
鹿児島でも震度5だったあの地震。
夜に幾度となく鳴り響いた緊急地震速報のアラームがトラウマになった。
鹿児島では目立った被害はなかったが、熊本は時間が経過しても、なかなか建物にかけられたブルーシートが減らなかった。
家を失った被災者のために仮設住宅が各地に建設され、その中でも最大規模の益城町「テクノ団地」は、町の中心部から離れていたこともあって、バス路線が新設された。
本職の方でも、被災地熊本には何度となく通った。記録に残そうと、機会あるごとに撮影したつもりだったけど、バスの写真は意外なほど少ない。
ただ、地震後まもなく向かった熊本で、いつも通りに走ってきた路線バスの姿に「日常」をみて、心が落ち着いたのが印象に残っている。
JR九州バスの路線はかつて九州各地にあったが、相次いで廃止されてしまい、現在まで残るのは福岡県の直方線、鹿児島県の北薩線、そして佐賀県と長崎県にまたがる嬉野線の3路線となっている。
そのうち、長崎県にまたがる嬉野線の一部区間が今月末で廃止になる。
嬉野線には何回も乗ったし、駅周辺であればバスの撮影もしているが、廃止を前に、沿線撮影をしておきたいと考え、シルバーウイークに訪問の計画を立てていた。ところが、直前に会議の予定が入り、連休はキャンセル。予定はほぼ白紙になってしまった。
もう、残り10日間程度しか残っていないし、鹿児島にも廃止路線はあるから、もはや再訪問は絶望的。
今までも、その気になれば撮影のチャンスはあったかもしれないのに、こうなってしまうとは残念無念。
お客さんが乗っている区間とはいえ、区間短縮の次に訪れるのは、全線廃止。
これまでの経験から、それを危惧せざるを得ない。ローカルバスは、どこも存続の危機を迎えている。
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