北海道の地名を鉄道の路線図で覚えたのは小学生の頃。
長万部は、函館から札幌に向かうには、必ず通過する駅で、北海道の中でも、最初に覚えた地名だった。
なので、鉄道で訪れることばかり考えていたが、調べてみると、函館からバス1本でつながっていることが分かった。
さらに調べると、高速バスを使わなくても、函館から札幌までその日のうちに行ける。
それを知ったらバスに乗らずにいられなくて、石巻での単身赴任中に、時間を作って北海道へ渡った。
バスで訪れる長万部の町は、鉄道で感じられたイメージとはまるで違っていて、北海道らしい、本当に広々とした景色の中にあった。
長万部で乗り継ぐ寿都行きのバスは、残念ながら自分以外の乗客は数えるほどしかいなかった。
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